夏と言えば、サマー

夏の映画。簡単そうで難しいお題です。

爆発で暑さを吹き飛ばすアクション映画もいいですし、緊張感で背筋がぞっとするサスペンスもいいですよね。

色々と悩みましたが、夏の映画ということで今回挙げるのは「(500)日のサマー」にしようと思います。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが主演で、監督は「アメイジングスパイダーマン」を監督したマーク・ウェブ。いわゆる「ボーイ・ミーツ・ガール」的な恋愛映画です。

タイトルの「(500)日のサマー」は、主人公が恋する女性の名前が「サマー」に由来しています。ふたりの恋愛模様を時系列を前後させながら、出会ってから別れるまでの500日を切り取った内容です。

名前が「サマー」だから夏の映画にした、というわけではありません(半分そうだけど)。

映画の内容が、気のある女性に良いように翻弄される男性を描いたものであり、そういう経験をしたことがある男性にとっては、背筋がヒヤッとするような内容だと思うのです。そういう意味で暑い夏に見るのにちょうどいいかなと。強引ですね、はい。

この映画を見たことがあるという人に感想を聞いて回ったことがありますが、「サマー」の行動について、男性の多くが「分からない」「不可解」と答え、女性の多くが「分かる」「あるある」と答えていました。恋愛において、男女間でこんなにも温度感の違う捉え方があるんだなと、とことん実感させられた映画です。

監督のマーク・ウェブは、MV界出身の監督で、映像と音楽がシンクロする演出やミュージカルダンス調に人物の心象風景を表現する演出など、印象に残るシーンが多いです。私の好きなMaroon5の"Goodnight, Goodnight"のPVも監督していて、このPVに登場するBefore/Afterを画面分割で表現する演出も映画の中に登場しているので、要チェックです。


特別お題「夏の《映画・ドラマ・アニメ》」

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