写真で振り返る一人暮らし

私が一人暮らししていたのは、大学に入学した1996年から結婚した2004年までの8年間でした。

大阪大学に通っていましたので、最初に一人暮らしをした街は「蛍池」でした。関西の方には、伊丹空港に向かう際に阪急電車から大阪モノレールに乗り換える駅として有名な駅です。そこで一年間過ごしたのち、吹田のキャンパスに通うために「小野原」という街に引越しました。

学業や研究は吹田のキャンパスでしたが、サークル活動は豊中のキャンパスでしたので、国道171号線(通称「いないち」)をほぼ毎日自転車で爆走していたのは良い思い出です。片道40分くらいだったと思います。暑い日も寒い日もせっせと通っていたのは「若さ」という無尽蔵なエネルギーがあったからだと思います。

当時のことを思い出すために、写真がなかったかなと過去の写真をあさっていたら、バイトしたお金で買ったデジカメで撮影した自撮り写真が見つかりました。

こちらになります。

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なんともいえない表情の自撮り写真ですね

肌がつやつやしていて若さを感じます。

撮影日は2001年7月17日。はてなの設立が2001年7月19日ですので、ちょうどこの写真が大阪の片隅で撮影されていた前後、京都ではてなが誕生していたんですね。

部屋には自分の好きな映画のポスターやポストカードを貼っていて、一人暮らしを謳歌しておりました。

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タランティーノが好きでした

実家にいたころは、家族と合わせる必要があった起床や食事の時間も、一人暮らしになるとすべて自分任せ。実際に一人暮らしを始めるまではワクワクしていたものの、いざ始まってみると自由と引き換えに失うものがあるんだなと思ったものです。

一人暮らしを始めたら、こういうことをしてみたい、という願望のひとつが「冷蔵庫に多種類の飲み物を常備しておく」でした。友人が家に来た時に「何飲む?ビールと日本酒とチューハイがあるけど」みたいなことがやってみたかったのだと思います。

で、実際はどうだったかというと、このような有り様。

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なぜこの写真を撮ったのかまったく覚えていません...

大学生男子の冷蔵庫感が出てますね。なぜパスタが、しかも封が空いた状態で入っているのか。まあ現実はこんなものです。

今では結婚して子どもにも恵まれ、賑やかな生活に慣れてしまいましたが、家族が寝静まった深夜に、リビングの電気を消して、大音量のヘッドホンで映画を観ている瞬間に、ふと、一人暮らしだった頃の生活の空気感を思い出すことがあります。


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