B'zへのラブレター

今週のお題「あの人へラブレター」

5月23日は「こ・(い)・ぶ・み」ということで、ラブレターの日と言われているそう。現在付き合っている人、昔の片思いの相手、応援しているアイドル、好きなアニメキャラ……。この機会に「あの人」へラブレターを書いてみませんか? 皆さまのご応募、お待ちしております。

こういうお題のときは、妻や両親にあてたラブレターを書くのが良いのでしょうが、今年はなんとB'zの30周年というメモリアルイヤーなので、大好きなバンドB'zにあてたラブレターを書きます。ひとつ前のエントリーもB'zについて触れてますので、またかという気もしますが、メモリアルイヤーということでご容赦ください。


松本さん、稲葉さん、B'z結成30周年おめでとうございます。


中学生のとき、友人から借りた「RISKY」の「GIMME YOUR LOVE 〜不屈のLOVE DRIVER〜」に衝撃を受けて以来、ずっとファンです。好きです。大好きです。楽しいとき、苦しいとき、どんなときも、いつもB'zの楽曲が人生に寄り添い、勇気づけてくれました。


初めて買ったB'zのCDは「LADY NAVIGATION」でした。親に買ってもらったばかりのaiwaのCDラジカセで、毎日のように聞いていました。友人からそれまでのCDを借り、カセットテープにダビングして(もちろんハイポジです)テープが擦り切れるほど聞きまくりました。家だけでは飽き足らず、母親が車ででかける際は常に同行し、カーステレオを大音量にして聞いていました。おかげで、私が大学進学のタイミングで鹿児島県外に出ていくまでの楽曲は、母にもがっつり仕込まれています。


「BLOWIN'」「Don't Leave Me」「MOTEL」などなど、今でもあの頃の楽曲を聞くと、受験勉強にはげみながら、恋に部活に頑張っていた中高生の頃の風景が蘇ります。


友人と一緒に行った初めてのライブがLIVE-GYM「the 9th blues」のツアーでした。県文化センターという、今から考えるとかなり小さなホールでのライブで、すぐ目の前でおふたりがパフォーマンスされていたのを鮮明に覚えています。惜しむらくは、初めてライブに参加した田舎の少年でしたので、音楽に合わせて身体を動かしたり、声を出したりすることができず、ただただ圧倒されていただけだったことです。友人と一緒だったのではしゃぎすぎるとかっこ悪いかもという思春期ならではの考えもあったかもしれません。タイムマシンがあるならば、あの頃の自分に「もっと心も身体も解放していいんだよ」とアドバイスしたいくらいです。LIVE-GYMといえば、今年2月にたまたま行くことができたLIVE-GYM「LIVE DINOSAUR」で、「赤い河」や「Don't Leave Me」など青春時代の曲を聞けたのは本当に嬉しかったです。ありがとうございます。また、千秋楽の日でしたので、ライブの最後、「おつかれー」の掛け声の直後に「Pleasure」のイントロが流れ、この夏のPleasureツアーが発表されたときの会場の盛り上がりは鳥肌が立ちました。


大阪で過ごした大学時代は、後輩とLIVE-GYM「ELEVEN」に行けたことが一番の思い出です。「juice」の演出で、ステージに吊られいていたトレーラーから大量のアルミ缶が流れ出す演出には度肝を抜かれました。圧巻でした。地道な記録を要する研究中も、B'zの楽曲を聞いて元気を出していました。唯一の心残りは、鹿児島でチケットが取れたLIVE-GYM「Spirit LOOSE」ツアーに行けなかったことです。チケットは母に譲りました。ライブへ行って帰ってきた母に、電話で「どうだった?」と感想を聞くと、「稲葉さんがスケスケだった」という予想もしない返事でしたが、後日、ライブの映像を見て、なるほど確かにと納得しました。


最初の就職で関東へ引っ越したときも、私を支えてくれたのはおふたりの楽曲でした。
会社の寮が横浜にあり、事務所があった茅場町まで、毎日片道2時間弱の通勤の間、イヤホンからエネルギーを貰い続けました。今でもアルバム「GREEN」の曲を聞くと、東西線の混雑や、地下鉄の出口をでるときのアスファルトの熱気が押し寄せてくる空気を思い出します。その後、はてなに転職するまで5年強、関東に住みましたが、会社に同じくらいB'zが好きな同期を見つけ、一緒にLIVE-GYM「BIG MACHINE」へ行ったのを覚えています。また、就職して1年後に結婚した際、結婚式でB'zの楽曲を使いたい私と、もう少しマイルドな楽曲を使いたい妻との間での駆け引きがあったのは良い思い出です。結局、新郎新婦入場の際に、松本さんのソロ曲「恋歌」を使わせていただきました。


2008年に、一念発起して転職することを決意し、住居も京都へと移しました。その頃のおふたりは、築き上げた地位にあぐらをかくことなく、Pleasureツアーの再開や、フェスへの参加、またソロ活動でグラミー賞を獲得するなど、挑戦を続けていく姿を見せてくれました。その姿に、勇気づけられ、励まされ、自分ももっと頑張ろうという気持ちになることができました。


そして、今年、2月にライブへ行ったばかりですが、夏のPleasureツアーも、高校からの友人に誘ってもらい参加することができそうです。住所変更が面倒で、一度退会していたファンクラブも、先日復帰しました。

これからもおふたりの楽曲・パフォーマンスを人生の糧のひとつにできる幸せを噛み締めていきたいと思います。