はてなサマーインターン2018にて「特命!社長とWebサービス開発コース」を実施しました

2018/8/13から2018/9/7までのおよそ1ヶ月間、はてなサマーインターン2018を開催しました。

2008年に始まったサマーインターンは、今年で11年目。これまでの参加者累計は100名近くになります。

はてなのサマーインターンは、前半2週間の講義でエンジニアとしての基本を学んでもらい、後半2週間のチーム配属で、実際に開発と機能リリースを経験してもらうのが基本となっています。

私自身は、これまでのインターンの歴史の中で、現場のいちエンジニアとして講義を担当したり、ディレクターとしてチームにインターン生を受け入れたりと様々な形で関わってきました。社長に就任してからは、期間中にインターン生みんなと食事に行ったり、インターン最終日に面談させてもらったりと、開発に関わる部分での接点はなくなっていました。

今年のインターンの企画をCTOのid:motemenから相談されたときに、「社長となんかやるコースどうですか?」と提案され、面白そうだったので「じゃあそれやりましょう」と答えたのが、今年新設された「特命!社長とWebサービス開発コース」の始まりでした。

コース名の通り、2週間でWebサービスの開発をやってみましょうという内容です。

前半2週間の講義期間を終え、このコースに id:E_ntyoid:turtar_fms がやってきてくれました。コミュニケーション上手で勢いがあるid:E_ntyoと、思慮深いアイデアマンのid:turtar_fms のコンビネーションもばっちりで、私が想定していたものよりも面白い内容になったと思います。

どんなことをやったかについては、下記ふたりのブログを読んでいただければと思います。こちらでお題を用意しておいてそれを作ってもらうのではなく、アイデア出しから一緒にやり、なるべくインターン生のやってみたいことを如何にして期間内に実現できるかを一緒に取り組んでいきました。ただ単にやってもらうだけではなく、サービス仕様あるいは技術仕様などを決定していく際の思考プロセスを共有し、趣味ではなく仕事として、あるいは多くのユーザーに使ってもらうために気をつけるポイントなどを適宜共有していきました。この経験が、ふたりのエンジニアとしての人生に生かされることがあると嬉しいなと思います。

期間内にリリースはできませんでしたが(これは私の見積もりミスでした、申し訳ない!)、Alexaスキルの「はてな匿名ダイアリーの『いい話』」は、インターン終了日の翌週に無事ストアに並べることができました。

もうひとつの成果物である「無常はてな」も、コンセプトはおもしろいサービスなので、ユーザーの皆さんに触ってもらう機会がつくれないかなと(例えば期間限定公開とか)考えていますが、それに至るまでに対応しないといけないものもまだ残っているので、気長にお待ち下さい。

来年も同じ取り組みができるかはまだ分かりませんが、今回のふたりのレポートを見て興味を持った方はぜひご応募ください。お待ちしております!

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最終日のプレゼン用にと思って撮ったふたりの写真