Mashup Awards 2017に審査員として参加してきました #MA_2017

昨年に引き続き、Mashup Awardsの審査員に呼んでいただいたので参加してきました。

↓昨年の様子はこちら
chris4403.hateblo.jp

今年の審査員も昨年と同じ。なんとなくそれぞれの好みやコメントのポイントも分かってきて、各プレゼン後の質疑タイムが年々スムーズになっている気がします。

左から、Coineyの久下さん、リクルートの麻生さん、BASEの藤川さん、グローバルウェイの山本さん、私です。今年は監獄風の撮影ゾーンでした。

勝戦の感想

ノミネートされている作品のクオリティが昨年と比べて一段と高くなっているのを感じました。また、遊びで簡単に作ってみましたというノリ系のものが少なく、ビジネス化・商品化がイメージできるものが多かったように思います。
必然的に、審査員のコメントや指摘の角度も、そういう部分を確認するようなものが増えていました。今年はVCのピッチイベントっぽい雰囲気が少し漂っていました(悪い意味ではないです)。
一方で、MAらしい、アイデア一発勝負の作品も魅力的で、最終審査の議論はかなり白熱しました。

For Pro 部門で優勝した「魔法の世界を"実装"する ext-broom」は、アイデアと技術とプレゼン力すべてが頭ひとつ抜けていたと思いました。For Pro部門については、審査はほとんど揉めず(ノミネートが3作品だけだったということもありますが)、満場一致の結果となりました。ext-broomのみなさん、おめでとうございました。

For All 部門で優勝したのは「GROOVE」。手袋型のデバイスで、照明や音楽、背景のビデオを踊りながら切り替えることができるデバイスですね。異種格闘技度MAX、混戦模様の中で、私がこの作品を推したのは、開発チームの長年の継続的な取組みを最後のひと押しポイントとしました。壇上でもコメントしましたが、アイデアを出すのは簡単、それを形にするのが難しく、そこから継続的に改良して開発を続けていくのはもっともっと難しいことです。特に、仕事でもない、こうした趣味の延長線上にある活動で、目標を持ち、チームでそこに取り組むというのはなかなかできることではありません。プロダクトにビジョンを持ち、継続的に取り組まれてきた熱量が審査員を動かしたのだと思います。GROOVEのみなさん、おめでとうございました。

優勝の発表があったとき、喜びを爆発させる姿が両者ともとても印象的でした。Mashup Awardsの長年の積み重ねで、開発者にそれだけの喜びを与えられる重みができたんですね。運営の皆様、本当にお疲れ様でした。

来年からのMashup Awards

今回、最後に、運営の母体がリクルートさんから、設立予定の一般社団法人に移ることが発表されました。運営のチームは変わらないとのことでしたが、MAの歴史にまた新しいページが追加されることになりそうです。来年も審査員で呼んでもらえるか分かりませんが、呼んでもらえたときは一生懸命審査させていただきます。

会場の様子など

最後に、写真と併せて当日の様子をご紹介。

今回の場所はゆりかもめの「日の出」駅。駅を出たら倉庫しか無い!ここで合ってるのか不安になりましたが、合ってました。

前回もそうでしたが、会場のチョイスがカッコイイですね。


楽しそうな受付で一緒に写真撮ってもらいました。わいわい。


バックヤードのような廊下を進みます。


プレゼンが行われている会場。ランウェイがありまして、決勝戦ではプレゼンターの方がここを通って壇上へ進んでいました。


展示も多数あって来場者が色々と触って遊べるのも良かったです。↑こちらは、地図記号スタンプを押して、アプリで見たらARで建物が表示されるという知育玩具。


↑こちらはカホンの自動演奏ロボット(https://hacklog.jp/works/51585)。うちの子どもが通っている小学校は、音楽室にカホンが導入されているので子どもたちにデモを見せてもおもしろいかもとか思ったりしました。


展示の中で、実は一番心奪われたのはこちら。インターネットのサイトを背景に記念写真が撮れるというサービス。こういうの好きです。はてなのサイトで記念写真撮りたかったけど、担当の方不在でデモできませんでした。残念。


優勝が決まって喜ぶGROOVEの皆さん。嬉しいですよねー。


最後、リクルート麻生さんから、バトンタッチされる鈴木まなみさんの図。プレッシャーもあると思いますが、頑張ってください!


鈴木さんといえば、冒頭のセッションで、竹刀&学ランでオラついてる姿が良かったです。前日くらいにFacebookで「どなたか竹刀もってませんか」と呼びかけていたのはこれだったんですね。会場も盛り上がっていました。


最後にもう一度、参加者の皆さん、運営のみなさん、本当にお疲れ様でした!また来年お会いしましょう!