【はてなブログ x codoc連携記念】2023年上半期のマイベスト映画/書籍

コンテンツ販売サービス「codoc(コードク)」と連携することで、はてなブログの編集画面から簡単に記事の有料販売ができるようになりました!

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記事編集画面から記事の販売ができる「記事の有料販売(codoc連携)」をリリースしました - はてなブログ開発ブログ
はてな、コンテンツ販売サービスの「codoc」と連携。「はてなブログ」で有料記事や定期購読メニューの販売を可能に - プレスリリース - 株式会社はてな


早速、こちらのブログでも機能を試してみようと、何を書こうかなと考え、ちょうど2023年の上半期が終わるタイミングだったので「2023年上半期の個人的な映画/書籍ランキング」を書いてみようと思います。

今年の上半期で、観た映画(配信、過去作含む)は14本、読んだ本(文芸書)は20冊でした。

それぞれベスト3を無料部分に書かせていただき、全体のリストは有料部分に設定します。私が何を読んで、何を観たのか興味があれば購入してみてください、という感じです。

では、まずは映画のベスト3(順不同)から。

BLUE GIANT」は、原作も大好きで映画化を楽しみにしていた一本。マンガを読みながら想像していた演奏部分がちゃんと音楽として聴けたのが最高でした。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、シリーズの完結編ということで、ジェームズ・ガン監督がシリーズのテイストを守りつつも、笑って泣けてかっこいい物語に仕上げていて良かった。クライマックスのアクションシーンはMCUの中でも出色の出来栄えだと思います。
「リバー、流れないでよ」は、つい先日公開されたばかりの映画。京都の劇団ヨーロッパ企画の映画で、だいぶこすり尽くされた「タイムリープ」というネタですが、「2分間」という制限をつけることでこんなに新しいおもしろさを作ることができるのかというのが驚きでした。


続いて、本のベスト3(順不同)はこちら。

「水車小屋のネネ」も「汝、星のごとく」も、形にとらわれない人間関係のあり方を描いていて、そこがすごく胸に染みた作品でした。
「インヴェンション・オブ・サウンド」は、「ファイト・クラブ」のチャック・パラニュークの新作で、刺激的なストーリーでした。「音」が重要なファクターになっているので、ぜひデヴィッド・フィンチャー監督に映像化してほしいです。


さて、この3本をどんなリストから選んだのか。たかだか14本、20冊のリストですが、興味がある方は以下の有料部分からご確認ください(リストなので、感想とかは書いていないです)

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購入して全文を読む

IVS2023 KYOTOでお待ちしています!

国内外の起業家・投資家等が集まるスタートアップカンファレンス「IVS」が、6月28日から30日まで、京都のみやこめっせで開催されます。下記、Hatena Developer Blogに書いた通り、私含め、はてなからも数名が参加し、セッションへの登壇やTech Barでのお話をさせていただく予定です。6/29のNEXT CITY(3F)には、「はてなブース」が登場します。ノベルティなどの配布もありますので、会場へお越しの際はぜひお立ち寄りください!

www.ivs.events


developer.hatenastaff.com

最近の私

会場でお会いする方のための話のネタに(というわけではないですが)、近況めいたことをいくつか書いておきます!

「クリエイターズステーション」にてインタビューの記事が掲載

先日、株式会社フェローズが運営するWebメディア「クリエイターズステーション」にてインタビューの記事が掲載されました。これまでの経歴をざっと振り返っております。

www.creators-station.jp

毎日放送番組審議会

昨年に引き続き、大阪のテレビ局毎日放送MBS)で番組審議会の委員を務めさせていただいてます。今年は副委員長という立ち位置となりました(やることは大きくは変わらないです)。会の中では様々なバックグラウンドをもった委員の皆様からの意見を聞いて、なるほどそういう考え方・見方もあるのか、と勉強させていただいています。大阪近辺にお住まいの方は、毎月第1日曜日の朝5時45分に放送されている「MBS マンスリーリポートの中で審議会の様子をちらっとご覧いただけます。

Podcast

id:nagayamaさんとやっているPodcast "Ossan.fm"は、継続して週1ペースで公開していて、もうすぐ丸5年になります。この5年で音声サービスを取り巻く環境も大きく変わってきました(Clubhouseが大流行したり、音声の世界も収録型と別にライブ配信型の流れができたり、などなど)。そんな中で、はてな創業者のid:jkondoが、Podcastの文字起こしサービス「LISTEN」をリリースしたのも面白い流れ。Ossan.fmの中でも話しましたが、最近また個人サービスを作る流れが盛り上がりつつある気がしてます。

ギター

私の名前で検索をすると、数年前に島村楽器さんにインタビューしていただいた下記記事が検索結果の上位に出てきます。最近、ご入社いただく皆さんが、面接前に「社長に関することを調べておこう」と検索した結果、この記事を見つけて、面接の中でアイスブレイク的に話題にできることが何度かありました。

この記事の中でレスポールへの憧れが少しにじみ出る部分がありますが、実は今年に入って、この記事の中で紹介している松本孝弘モデルを買って以来、およそ30年ぶりにギターを購入いたしました。島村楽器さんのオリジナルブランドHISTORYレスポールモデルです。この記事のおかげで、ギターが上手な人という風に思われることもあるのですが、実は全然そんなことはないので、記事とB!ギターを作っていただいた島村楽器さんの恩に報いられるようしっかり練習したいと思います。

www.shimamura.co.jp

Startup CTO of the YEARでお待ちしてます

先日、オウンドメディアリクルティングアワード2022でグランプリをいただきました

オウンドメディアを活用する採用活動は、まだまだ途上ではありますが、これまでに取り組んできた内容を評価していただけました。ありがとうございます。メディア運営、情報発信、アウトプットは、やりがいもあり、おもしろいですが、活動を継続させていくのは大変で、そこに対するスタッフの様々なアイデアや挑戦、そしてその結果のアウトプットが評価されたのは本当に嬉しいです。これからも頑張っていきたいと思います([PR]引き続き採用していますのでぜひ)。

そして、来週、2022/12/20にStartup CTO of the YEARが開催されます。

np2022.startup-coy.com

イベントのメインコンテンツは、StartupのCTOの皆様が自分たちの取り組みをプレゼンするピッチです。最終プレゼンに残った6社の発表(アウトプット)が今から楽しみです。

私は、ピッチイベントの前に「はてな×Qiitaと考える。いま求められる、企業・個人の“情報発信戦略”」というセッションでQiitaの柴田さん、レクターの広木さんとお話させていただく予定です。

法人の情報発信という切り口では、はてなブログで運営されている多くの企業技術ブログのご紹介と、はてな社で行っている情報発信を継続してく施策・工夫など(オウンドメディアリクルーティングにつながっている施策など)もご紹介したいと思っています。オフラインでもオンラインでも参加できるので、お時間ある方はぜひご参加ください!

好きだった給食メニュー

お題に答えてみようと「好きだった給食メニュー」について考えてみたんですが、最後に給食を食べたのはもう30年くらい前になるんですね。私の小学校は、当時児童数が2000人を超えていて日本一の児童数となっていました。給食は学校の中で作っていて、それだけの児童の給食を作る調理室には、大きな釜のような鍋が数台並んでいたように記憶しています。働いていた調理師さんもたくさんいましたが、それだけの数の児童のご飯を毎日用意するのって本当に大変だったんだろうなあ。

当時、私が好きだったメニューですが、ベタで申し訳ありませんが「焼きそば」です。その理由は、麺類が出ることが少なかったから麺というだけでテンションが上っていた、ソースの味がお祭りの屋台を想像させてくれた、クラスあたりに割り当てられる量が多くおかわりがたくさんできた、という今では大したものではないのですが、子どもの頃の私にとっては重要なポイントでした。

鹿児島の小学校だったので、何か鹿児島っぽいおかずがあったかなーと記憶をたどってみましたが、思い浮かびませんでした。黒豚や桜島大根、きびなごや苦瓜の料理がパッと出てくると良かったんですけどね。住んでいると、現地でよく使う食材は印象に埋もれちゃって、逆にカレーやハンバーグといった子どもに人気の定番メニューの方が強く印象に残ってしまうのかもしれません。



この間まで小学校の給食を食べていた、我が家の長男と次男に、好きだったメニューを聞いたところ「プリプリ中華いため」と答えてくれました。ご想像のとおり、プリプリの食感が味わえる中華風の炒めものなんですが、調べたところ京都の給食の定番メニューらしく、子どもたちの間では「プリ中」と略されて愛されているらしいです。プリちゅう、ぴかちゅうみたいで響きが可愛らしい。レシピも公開されていますので、気になる方は作ってみてはいかがでしょうか。

「プリプリ中華いため」レシピ



そういえば、こういった給食の話題で必ずと言っていいほど出てくる「揚げパン」ですが、実は給食で食べたことないのですよね。大学のときに県外に出てから存在を知ったくらいです。

私にとって「あげぱん」は、近所のマルミヤというパン屋さんで売っていた、アンパンを油で揚げて砂糖をまぶした、いわゆる「あんドーナツ」でした。このパンが大好きで、よく買って食べていました。大学生のときに「給食であげぱん美味しかったよねー」という発言を友だちから聞いたとき、「あんなに甘くておやつみたいなパンが、給食で出てくる素敵な地域が世の中にはあるんだなあ」と勘違いしたのを覚えています。


Oisix特別お題キャンペーン「好きだった給食メニュー」

Oisix(オイシックス)×はてなブログ 特別お題キャンペーン
by Oisix(オイシックス)

Podcast

先日、「社長に聞く!in WizBiz」というPodcastにゲスト出演させていただきました。前編・後編の2回分が公開されています。私のこれまでの簡単な生い立ちや会社のことをお話させていただいています。


数年前から、音声配信・Podcastという領域に個人的に関心がありまして、社内や社外でPodcast(音声配信)をやってみています。昨年末には、会社公式の番組「Backyard Hatena」も始まっています。こちらの番組はCTOのid:motemenがホストになって、エンジニアへのインタビューを通じて社内の取り組みを外に伝えていくというものです。いちリスナーとして、はてなの中の様子が垣間見える良い番組になってるじゃんと思っていますが、下記の「ITエンジニアに刺さるポッドキャスト6選」という記事の中でも取り上げていただきました。ありがとうございます。番組を作っているメンバー一同喜んでいました。

thinkit.co.jp

Apple PodcastGoogle PodcastSpotify など各プラットフォームで視聴できますので、まだ聞いたことないよという方はこの機会に是非!


また、個人的にid:nagayamaさんと一緒にやっているPodcastOssan.fm」の方も、毎週金曜日更新を続けてまして、もうすぐ200回を迎えようとしています。最近は月初にゲストを招いて、日々の生活や趣味活動について雑談してますので、家事や運動の耳のお供にどうぞ。


最近は、スマホがあれば録音して番組を配信するというのが手軽にできるので、自分でPodcast番組を始めている方も多いのではないでしょうか。はてなブログはてなブックマークのユーザーの方で、こんな番組やっているよ、こんな番組聴いているよというのをコメント欄やはてなブックマークコメントで教えていただけると嬉しいです。


Podcastがこの世に登場してからそれなりに時間が経っていますが、最近の盛り上がり方はこれまでとは少し違って、番組も増え、聴いている方も以前より増え、盛り上がりが加速している印象です。Podcastを楽しんでいる皆さんをTwitterなどで眺めていると、面白い番組は話題になっても、面白いエピソード(回)が話題になりにくいんじゃないかと思っています。このエピソード(回)が良かった、エピソードのここ(何分何秒)が良かった、といった情報がもっと出てくると、Podcast界隈がもっともりあがってくるんじゃないかなあ。そういう方面で、はてなブックマークがお役にたてるのかもしれないと、サービスのディレクターと会話しています。すぐすぐに何かが出てくるわけではないですが、もしそれっぽいものが出たらあのとき言っていたあれだなと思い出していただければ幸いです(まだ何も決まってないですが)。

㊗京都サンガF.C. J1昇格

株式会社はてなは、2022年も京都サンガF.C.京存共栄パートナーのパートナーSとして応援させていただくことになりました(2013年より会社としての応援をスタートしました)。

京都サンガは、2021年のシーズンを2位という好成績で終え、2010年から数えて12年ぶりのJ1昇格となりました。チーム及び関係者やサポーターの皆様、本当におめでとうございます!

もうすぐ2022年のリーグが開幕しますが、その前にティアモ枚方JFL)とのプレシーズンマッチが開催されたので、亀岡のサンガスタジアム by 京セラ(2020年に完成したばかりの新しいスタジアム)へ応援に行ってきました。試合は3-0で快勝。この調子で2/19の開幕戦も良い結果を残してくれることを期待しています!

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スタジアムのボードに、はてなの新ロゴが掲載されています!

また、つい最近までJリーグは、スタジアムやその周辺で撮影した写真や動画をネット上に投稿することを禁止していましたが、2022年1月末に「Jリーグ公式試合における写真・動画のSNSおよびインターネット上での使用ガイドライン」が公開され、写真については「公式試合全ての試合の試合会場で、投稿者ご本人様が撮影した写真」を「写真、動画を撮影者ご本人様によりSNSおよびインターネットへ投稿し公開すること」が認められました(動画についてはもう少し詳細なルールがあるのでリンク先をご確認ください)。

京都サンガに限らず、Jリーグ各チームのサポーターの皆様には、文章や写真を使って、熱戦の模様やチームの魅力をはてなブログに綴っていただけると嬉しいです。サッカーファンの皆様、ぜひブログでも盛り上がりましょう!

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2022/2/5 プレシーズンマッチvs.FCティアモ枚方

2022年も良い試合がたくさん行われることを(また京都サンガが好成績でリーグを終えることを)期待してます!

Mackerel 生誕秘話

このエントリはMackerel Advent Calendar 23日目のエントリです。

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Mackerelは2014年の5月にベータリリース、同年9月17日に正式リリースされ、2021年の12月現在でリリースから8年目に入りました。私がはてなの社長に就任したのが2014年の8月なので、Mackerelの年齢(?)と私の社長歴がほぼ同じとなっております。

イベントなどで、はてなという会社の紹介をすると、はてなブログはてなブックマークといった個人ユーザー向けのWebサービスはてなのことを知っていただいている方から「どうやってMackerelというサービスが生まれたんですか?」とよく質問されます。これまでもインタビューなどでサービスが生まれた経緯はご紹介していますが、アドベントカレンダーという場所を借りて改めて、その辺りの経緯をご紹介したいと思います。

Mackerelは、2013年に社内で初めて開催した事業プランコンテストから生まれました。

当時、はてなでは、毎年定期的に開発合宿を開催していました。開発合宿は、開発者を中心に新サービス作りに取り組むという目的で1泊から2泊で合宿会場に泊まり込み、チームを作って(あるいは個人で)プロトタイプを作って、最終日に発表するというものです。開発合宿の中で、おもしろいサービスがいくつも開発されましたが、ビジネスや事業性といった観点から、正式リリースという判断につながったサービスはありませんでした。そういった状況の中で、開発成果物を必須としない、事業プランのみのコンテストを開催する運びとなりました。

ちなみに開発合宿の方は、2021年現在、リモート下で復活し、新たな展開を迎えています。


当時の社内向けの事業プランコンテストの案内を一部抜粋してご紹介します。

  • 目的
    • はてなの未来を作る事業のアイデアを、社員のうち希望者から募る
    • 今の各グループでできる事業も
    • 今にはない事業も
    • 良いアイデアがあれば詳細な事業プランに落とし込むし、体制を組んで実施することを念頭に
  • 書類審査フォーマット
    • 項目: 下記項目を埋めて下さい
      • プロダクト・サービス
      • 顧客・ユーザー
      • 競合候補と彼らにどう勝つか
      • ビジネスモデルと成長シナリオ(年ごとの想定売上と、その根拠となるデータ)
    • テキストファイルで事務局にメール提出 or Google docsで事務局メンバーに共有

提出するプロダクトやサービスの条件については、事業プランという建て付け上、売上目標の目安(○年後に○億円)を置きましたが、それ以外の制限は特に設けていませんでした。

社内からは多くのアイデアが集まり、書類審査を経て、プレゼン審査に進んだのは9つのアイデアでした。その中に、当時のCTOであったid:stanakaが提出した「クラウド制御サービス」がありました。この時点では「Mackerel」という名前はついていませんでした。はてな社内で自作していたサーバー管理ツールをASP化して(プレゼン資料にはまだSaaSという言葉を使っていませんでした)提供するという内容で、当時のはてなの中では、顧客層やビジネスモデルの前例がなく、非常にチャレンジングな内容。結局、この事業プランコンテストではこのアイデアが優勝し、社内のエンジニア1名と外部のパートナー会社で開発を始め、基本機能しかない状態でご利用いただいた皆様からのフィードバックを受け、チームの拡充、ベータ版の開発、正式リリースまで繋がりました。

サービスがうまく立ち上がった要因はいくつかありますが、その中でふたつ挙げさせていただきます。

1つは「クラウド制御」についてのサービスのコンセプトが、すでに何年もドッグフーディングされており、サービスの訴求ポイントが明確であった点。もう1つは、機能がまだ充足していない状態で、多くのユーザーの方に今後の期待も込めてご利用いただき、サービスへのフィードバックや顧客のご紹介など、サービスの成長にご協力いただけた点です。特に後者については、法人、個人問わず、多くの皆様にお力添えいただきました。2021年現在、リリース当時から比べると大変多くの皆様にご利用いただけている状況です。2021年7月期の決算説明資料では、顧客数が2015年7月期から58倍以上になっていることがご覧いただけます。

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2021年7月期 通期決算説明会資料より

ここに至れたのはMackerelを応援していただいている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。また、毎年のMackerelアドベントカレンダーも、ユーザーの皆様にご参加いただき、盛り上げていただいてありがとうございます。

これからもMackerelは、ユーザーの皆様と共に歩んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。