焼き芋のすすめ

今週のお題「いも」

実は半年前くらいに、焼き芋づくりにはまっていました。会社帰りに焼き芋屋さんで買った焼き芋がとても美味しかったのがきっかけだったと思います。焼き芋屋さんのお芋は美味しいのですが、なかなかタイミングよく出会えないので、では自分で作ってみようと思い立ったのでした(そのあたりのことをPodcastで話していたので興味がある方はぜひ)。

いざ焼き芋を作ろうと、スーパーや八百屋さんでサツマイモを探してみると、品種や大きさ、価格など実に様々なサツマイモが売られていることに気づきました。

会社帰りや休日に買い物するお店を少しずつ変えてみて、新しい品種が売っていたらとりあえず買って焼き芋にしてみるということをしばらく続けていました。焼き芋は、できたてほやほやの状態はもちろん美味しいのですが、ねっとり仕上がる焼き芋は冷やしても美味しく、子供のおやつに最適でした。

色々試した結果、個人的な焼き芋にベストのは大分県で作られているブランド「甘太くん」でした。品種としては「べにはるか」です。

作り方は、コンロの魚焼きグリルを使うやり方と、オーブンレンジのオーブン機能を使うやり方を試しました。

最初の頃は、アルミホイルに巻いた芋を魚焼きグリルで焼いていましたが、そもそも時間がかかる上に、コンロの安全装置が働いて長時間焼き続けるのが難しいので、途中からオーブンレンジのオーブン機能を使うようにしました。組み込みの調理メニューの「焼き芋」を選んでボタンを押すだけなんで楽ちんです。

ただ、注意点がひとつあって、焼く前にフォークや包丁で芋の表面に数箇所穴を開けておかないと、焼いている途中で破裂してしまいます。これを忘れていて思いっきり破裂させてしまったことがあります。レンジ内の掃除が大変でした(お部屋の中には芋が焼き上がった香ばしい良い匂いが充満します)。


実はちょうど先週末、子どもと一緒にお芋掘りに行ってきたのでした。

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たくさん掘れたので、焼き芋の他にもさつまいもご飯にして楽しみました(お米を炊くときに少しの塩と一緒に炊飯器に入れるだけなので簡単)。

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最後にさつまいもの豆知識をひとつ。さつまいもは「薩摩芋」の名前のとおり鹿児島を代表する農産物ですが、鹿児島の中では「からいも(唐芋)」と呼ばれています(少なくとも私が住んでいた頃、母親世代以上はそう呼ぶことの方が多かったです)。少し調べたところ、さつまいもはもともと南(中国)の方から日本に伝わってきて、沖縄でも「からいも」と呼ばれ、鹿児島では「からいも」の前は「琉球芋」と呼ばれていたこともあるそうです。大根や人参、じゃがいもといった野菜の名前と並べると、地域名ががっつり入っていておもしろいなと思います。

「いも」といえど、その種類はさまざま。あなたのお好みのいもを語るもよし、はたまたいも堀りの思い出を語るもよし。もちろん芥川龍之介芋粥』だってあり! あなたの自由な「いも」を語り尽くしてみませんか? ご応募をお待ちしております。

新卒入社から、はてなへの転職を駆け足で #エンジニアのキャリア

こちらの記事でご紹介したはてなブログ タグのキャンペーンへの参加記事です。今回は「#エンジニアのキャリア」について。

新卒で入った会社の思い出、初めての転職、マネジメント職へのジョブチェンジなど、エンジニアのキャリアについての実体験やこれからの展望を書いてみませんか。

株式会社はてなの社長になって6年。その直前は開発本部長やディレクターといった立場だったので、自分自身の職種が「エンジニア」であったと胸を張って言えるのは10年近く前の話なんですね。大学院卒業後、大手SIerに就職が決まってからITエンジニアになるための勉強を始め(その前にホームページ作ったりはしていましたが)たので、「エンジニアのキャリア」と呼べるのは賞味10年間もなさそうです。だいぶ昔の話になるので、何の参考にもならないとは思いますが、おじさんの昔話と思って聞き流してください。

2002年、日韓W杯の年に就職をした私は、就職先の3ヶ月にわたる新人研修でJavaOracleの基礎を学び、運の良いことに配属先のチームが小規模なWebアプリケーションの新規開発に携わることができました。フレームワークStrutsで、開発はパートナー企業が行い、私の役割はクライアントと現場との間に立っての要件整理や細々とした雑用でした。が、それでも、管理画面のデザイン(今思うとひどい出来栄えだったので、当時のお客さんには謝りたい気持ちです)や、ちょっとした不具合修正などをやらせていただき、プログラムを書いてサービスを作り出すことの面白さを体感することができました。小規模な案件で、半年くらいでひと通りの納品まで経験できたのも幸運でした。

その後も、同期のめちゃめちゃできるエンジニアとペアを組んで、小規模開発系の案件にいくつか携わり、経験を積んでいきました。そんな中、はてなブックマークと出会い、今まで知らなかったインターネット上の面白いサービスや技術記事に衝撃を受けました。

SEとして経験を重ねていく中で、数年がかりのプロジェクト(基幹システムの刷新)にメンバーとしてアサインされました。このプロジェクトはとても大変で、肉体的にも精神的にもしんどい時期が続きましたが、一方で、今まで自分が知らなかった業務アプリケーションの世界を知り、とても勉強になったのもまた事実です。

その後、会社からはマネジメント系の仕事を期待される中で、もっと自分で手を動かしてサービスを作ってみたいと応募したのが、はてなの「サービスクリエイター」職(当時の職種です)。先日放送の半沢直樹で、上戸彩さん演じる妻が、夫である直樹の背中を押すシーンが話題になりましたが、私も当時、今の仕事を続けようかどうしようか迷っていたら、妻から背中を押してもらったのでした。家族に支えてもらってありがたいです。本当に。

その後、入社面接やプレゼンを経て、はてなには「アプリケーションエンジニア」として入社することになりました。当時で30歳です。さあバリバリ頑張るぞと、うごメモはてなや新サービス開発などでエンジニアとして働く中で、会社やチームメンバーからは、エンジニアとしての働きだけでなく、まとめ役としての動きも期待されていました。いわゆるマネジメントの役割ですね。マネジメントではない仕事を求めて転職したのに、結局マネジメントの仕事をしてるじゃんと言われたら、返す言葉もありません。ただ、エンジニアとして、自分より若く能力が高いメンバーを目の前にして、自分がこの中で価値を発揮できるとしたらどこだろうと考えたときに、自然とそのポジションに身を置くことができたんですね。むしろ、その仕事の内容に面白さを覚えるほどでした。転職する前にSIerで培った、ビジネスパーソンとしての基本スキルやエンジニアリングの基礎、プロジェクト管理のイロハが自分の血肉となって力を発揮できている、と、そう実感できたのだと思います。
今思えば、「エンジニア」ではなくて「サービスクリエイター」を希望していたわけですし、チームとして、会社として、サービスを作り提供することができているので、自分の希望は叶っていたんだなと思いました。

ということで、新卒入社から、はてなへの転職、そしてエンジニアからマネジメント職への変化を駆け足で振り返ってみました。キャリアの中で色々とおもしろい経験はしているつもりなので、機会があればどこかで。

好きなマンガを3つ挙げたら共通点があった #わたしのおすすめマンガ2020

はてなブログの記事にタグが付けられるようになりました。
staff.hatenablog.com

タグは過去記事にもつけることができ、本リリースにあわせてキャンペーンも開催しています。

ということで、キャンペーンのお題のひとつ「#わたしのおすすめマンガ2020」に参加させていただきます。

BLUE GIANT / BLUE GIANT SUPREME / BLUE GIANT EXPLORER

ある日、友人とでかけたジャズライブに心を打たれた高校生の宮本大(みやもと だい)が、サックスプレイヤーになることを決意し、練習の密度と量、そして持ち前の前向きさを武器に、成長していく物語。
BLUE GIANT」は日本、そして続編の「BLUE GIANT SUPREME」はヨーロッパ、続々編の「BLUE GIANT EXPLORER」はアメリカと、舞台が変わっていきます。
大が恐る恐る語るジャズプレイヤーの夢に対して「やれよ」と後押しする父親のシーンや、弟に立派なサックスをプレゼントしてコツコツローンを返す兄のシーン、人に親切をするのは当たり前だからと初の海外で右も左も分からない大を支えるドイツ人の医大生(名前が「クリス」!)などなど、好きなシーンやキャラクターを挙げるとキリがないです。特にこれというシーンを挙げるなら「BLUE GIANT」の3巻の学園祭。
バンド演奏が行われている体育館にて、ひとりでステージに立ち、ジョン・コルトレーンのカウントダウンをサックスのみで弾ききって観客の度肝を抜き、地味目の音楽の先生のピアノで校歌をジャズアレンジでセッションするという場面は何度読んでも心が震えます。
物語全体を通じて、主人公である大が自分の能力を信じ、夢に向かってとにかく「前を向く」ことの大切さが語られていて、自分の人生においても前を向いて頑張っていけるのは、このマンガの影響がかなり大きいなと感じています。
2020年10月30日には、「BLUE GIANT SUPREME」の完結編である11巻と、「BLUE GIANT EXPLORER」の第1巻が同時に発売されるので、未読の方は是非。

alu.jp

BLUE GIANT LIVE SELECTION ([特装版コミック])

BLUE GIANT LIVE SELECTION ([特装版コミック])

CHANGE! 和歌のお嬢様、ラップはじめました。

お嬢様学校に通うふたりの女子高生が、フリースタイルラップバトルに挑むという物語。瞬間的に言葉を紡いで、バトルでありながら、相手のラッパーとひとつの世界観を作り上げていくという様子が描かれています。

連載が終わってしまったのはめちゃめちゃ残念なのですが、作者の曽田正人先生は「め組の大吾」の続編「め組の大吾 救国のオレンジ」の連載が始まった(月刊少年マガジン)ばかりなので、楽しみにしています。

comic-days.com
alu.jp

木曜日のラジオスター

ジャンプ+に掲載された読み切りの作品です。はてなブックマークでも話題になっていたので、読まれた方も多いのではないでしょうか。
私もこの2年Podcastをやっているので、とても親近感を抱きながら読むことができました(もちろん私の父はラジオスターではないのですが)。ブログも、Podcastも、動画も、自分の内にある何かをさらけだしていくものだと思っていて、たとえ技術が稚拙であっても、恐怖に打ち勝って「表現する」ことの大切さ、意義があるのだと思っています(最初に紹介したBLUE GIANTにも「内臓をひっくり返す」という表現で似たようなことを言うシーンがありました)。最後の校内ラジオでの独白のシーンを読みながら、そんなことを考えました。

shonenjumpplus.com

まとめ

3本のマンガを紹介しましたが、なんとなく根底にあるテーマが似ている作品だなと、自分で書いてみて思いました。こういうのが私、好きなんですね。あと音楽や音声といった「音」に関するマンガであるという共通点があるのも面白いですね。
みなさんの投稿も楽しませていただきます。

2020/8/23にオンラインイベント「#SNSやさしい医療のカタチTV 『やさしい医療の世界』」が開催されます

週刊はてなブログにて、現役の医師であり一般社団法人医療リテラシー研究所の代表理事でもある大塚先生と、弊社の執行役員大西との対談記事を公開しました。

blog.hatenablog.com

「インターネットの医療情報をうまく見分ける・発信するために」とあるように、インターネット上での医療情報との向き合いについて、医師とインターネットサービス提供者が話すという面白い座組になっていると思いますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

また、2020年8月23日(日)は、下記オンラインイベントが予定されています。朝10時から17時まで、YouTubeにて、おもしろそうなコンテンツがたくさん企画されていますので、こちらもぜひ。

sns-medical-expo.com

はてなは、本イベントを「サポーター企業」として応援させていただいてます。「NPO支援プログラム」を通じて、はてなブログもご利用いただいており、特に本イベントと連動した企画の「医書ビブリオバトル」は、実店舗の展示と連動していて盛り上がっています。24の医書出版社担当が、それぞれオススメの自社医書と他社の一般書を選ぶという内容で、私も実際の展示を拝見しましたが、バラエティに富んだラインナップに心躍りました。個人的にはこちらで紹介されている「虫と皮膚炎」がすごく良かったです。


初めて大塚先生とお会いしたのは半年以上前で、共通の知人に紹介していただく形でお会いしました(その頃は直接お会いできる時期だったんですね)。「はじめまして」と挨拶しつつ、大塚先生のパソコンに貼られていたB'zのステッカーと、私がそのとき着ていたB'zのライブパーカーで、お互いに「この人B'zファンだな......」と認識し合い、しばらくその話で盛り上がったのは良い思い出です。

インターネット上での医療情報という難しいテーマに、医師としてのお仕事をしながら、真摯に向き合っている様子を拝見して、はてなブログはてなブックマークというサービスを運営している事業者として、イベントの応援をさせていただくことにしました。難しいテーマではありますが、だからこそ、これと決まった答えがあるわけではなく、みんなで意見を出し合いながら、それぞれが考え、議論が深まる良いきっかけになると良いなと思っています。

お気に入りのTシャツ

今週のお題「お気に入りのTシャツ」

「なんだか色が好き」「大好きなアーティストのライブT」「ヨレヨレの肌触りが絶妙」「あのとき着ていた特別な1枚」など、あなたのお気に入りのTシャツについて教えてくれませんか?

というお題だったので、よく着ているTシャツについて書いてみます。

はてなTシャツ

Tシャツといえば、はてなTシャツというくらいに、2008年に入社して以来よく会社のTシャツを着ています。これまでに色んなデザイン・色のはてなTシャツが登場しましたが、個人的に一番好きなのが2009年のはてなスターTシャツ。2020年8月3日現在、suzuriにて復刻版を購入することができます。最近の当番は少なめですが、2009年頃は良く着ていました。最近は妻が部屋着として着ることもあります。

suzuri.jp

はてなTシャツが買えるSUZURIにて、2020年8月4日から2020年8月11日まで、Tシャツが1,000円OFFで買えるセールが開催されています。はてなTシャツも対象になっていますので、この機会にぜひ!

suzuri.jp

B'zのライブTシャツ

はてなTシャツ以外には、好きなアーティストB'zのTシャツもヘビロテしています。
昨年、一昨年とB'zのライブに行く機会があり、会場で買ったライブTシャツを、ここぞというときに着ています(ここぞというときってどんなときだというツッコミがありそうですが)。先日、近所を散歩していたら、同じライブTシャツを来た方とすれ違いまして、アイコンタクトで同志であることを確認しました。アーティストのグッズを身に着けていると、知らない方でも一瞬にして一体感が醸し出せるのが素晴らしいですね。

bz-vermillion.com

映画のTシャツ

最後に、映画のTシャツも良く着ています。
大学生の時、映画「パルプ・フィクション」のワンシーン(ヴィンセントとジュールスがギャングの根城を訪問して銃で脅しているシーン)を白黒にして胸のところにあしらっているTシャツをとても気に入っていて、それを着まくった結果、プリント部分がボロボロになり、何のシャツか分からないくらいのモザイクアートになっていました。
先日ふと、好きな映画のシャツを着たいなーと思うことがあり、ユニクロマトリックスのシャツを売っていたので、買ってみました。今年の夏はこれもローテーションに加えて着ていこうと思っています。

www.uniqlo.com
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進化する納豆

今週のお題は「納豆」。どういう切り口で書いてみようかなと少し悩みましたが、納豆には欠かせない「タレ」について書いてみようと思います。

納豆のタレとタレのパッケージって、実は着々と進化しているので、味わって楽しむ以外にも、その進化を楽しむことができます。ということで、これまでに私が感動したタレにまつわる進化をいくつかピックアップしていこうと思います。

納豆のタレって小さいビニールパッケージに入っていますが、指先でちぎるとピューーーーと飛び散ってしまって、下手すると服が汚れてしまうこともしばしば。そこきっかけにイノベーションが色々と起きています。

アンプルカット

www.takanofoods.co.jp

タカノフーズの納豆で採用されているのがアンプルカット。こちらの記事の画像にあるように、タレ袋をちぎっても液体が飛び出さないような工夫がされています。指先が汚れることも少なく、快適です。

押すだけプッシュ

www.mizkan.co.jp


ミツカンの納豆で採用されているのが押すだけプッシュのタレ。タレ袋に特殊加工が施してあり、袋をちぎらずに袋を押さえて圧力をかけるだけで、タレが出てくるというもの。初めて試すときはドキドキしますが、なれてしまえばタレが飛び出す瞬間に快感を覚えます。

蓋をパキッ

www.mizkan.co.jp

同じくミツカンのにおわなっとうで採用されているのが、上蓋の中にタレが仕込まれていて、蓋をぱきっと割ることでタレを出すことができるというもの。これはタレ袋のゴミが出ず、タレを出し終えた後は蓋を裏返しておけば良いので事後処理が楽なのがメリット。蓋を割るのも楽しいです。サイトによると2012年から登場しているんですね。すごい。

ゼリー状のタレ

www.mizkan.co.jp

同じくミツカンのサイトより。現在は発売されていないようですが、2008年に登場したのがゼリー状のタレです。納豆の容器内にゼリー状のタレが添えられており、お箸で納豆の方へ移動させて混ぜるというもの。ゼリー状のタレが溶けにくいということで上で紹介している蓋をパキッタイプに置き換えられていったようですが、ゼリー状のタレに個人的にはエンターテインメントを感じていました。

タレの味

納豆 商品紹介(金のつぶ・くめ納豆・なっとういち)|ミツカン 納豆のブランドサイト
たれの味で選ぶ | おかめ納豆 タカノフーズ株式会社

ミツカンさんもタカノフーズさんも、タレの味にも工夫を施しています。
個人的には普通の醤油味よりも、昔からしそたれが好みです。
ミツカンさんのたまご醤油たれや、ぽんずたれは、普通のタレに飽きてきたかも...というときに良いアクセントになってくれます。


昔からある発酵食品の代表格的な納豆を舞台に、様々な技術革新が起こっています。今後、どういう方向に進化が進むのか、いち納豆愛好家としては楽しみでなりません。


今週のお題「納豆」

納豆、食べていますか? 納豆ご飯の他にも、カレーやチャーハンに合わせたり、さまざまなアレンジが。今週は「納豆」をテーマに、はてなブロガーの皆さんのエントリーを募集します。「納豆アレンジレシピ」「実は納豆が苦手……」「納豆って何回混ぜればいいの?」など、納豆にまつわるブログを書いてみてください。ご応募をお待ちしております。

家事は家族で

我が家には中学生2人と、幼児1人の子供がいます。オール男の子。元気が有り余っていてよろしい。

私も妻も働いている共働きの家庭なので、「家のことはみんなで分担」を基本方針としています。

分担と言うと範囲が大きく、みんなの負担を均等にという風に聞こえますが、なんでもかんでも親にやってもらうのではなく、自分たちでできることは自分でやるんだよという方針ですね。みんなで栗栖家の家事を回していきましょうという雰囲気にしています。

子どもたちにやってもらっていることですが、具体的には、お風呂掃除と晩ご飯作り(頻度少)とユニフォームの泥落とし。

お風呂掃除は、もともと長男の担当でしたが、次男が小学校高学年になったタイミングでバトンタッチして、今は次男の担当になっています。風呂の栓を抜いて、洗剤で浴槽を磨くと言うお仕事。日々のちょっとした家事ですが、次男にやってもらってとても助かっています。次男としては、三男が早く大きくなって、バトンタッチできる日を心待ちにしているようですが、まだあと数年はかかりそう。先が長いなー、早く変わってくれないかなーと、日々考えていた次男ですが、お風呂の洗剤をこすらず洗うタイプに変えたところ、負担が一気に軽くなったようで、喜んでいました。

晩ご飯作りについては、我が家でヨシケイを注文しているので、毎日届く食材をもとに、用意されたレシピを見ながら作ってもらっています。元々は、休校期間中に中3の長男がやり始めてくれて、学校や部活が再開し始めた最近は、次男がやってくれています(が、学校の方も少しずつ忙しくなってきたので、頻度は下がってきています)。これまで料理をやったことがない次男は、調味料の「少々」の分量が分からなかったり、塩胡椒をふるタイミングを間違ったり、小麦粉を「まぶす」がわからなかったりと、料理初心者がミスしそうなところを一通り踏み抜いていますが、そんな失敗も食事のときに笑い話にしながら会話が弾むのが良いです。自分たちで料理に挑戦してからは、ご飯を用意することの大変さが身にしみて分かったのか、私や妻が作った料理に対して、以前よりも「美味しい」「香りが良い」などの感想を言ってくれるようになった気がします。

ユニフォームの泥落としは、野球で汚れたユニフォームを洗濯機に入れる前に、長男次男それぞれが自分でやってくれています。やったことある方はわかると思いますが、グラウンドの土を落とすのって結構大変なんですよね。小さい頃から、これは自分たちでやるんだよと教えてきたので、特に文句もなくやっています。

お兄ちゃんふたりの背中を見て、幼児の三男も家のお手伝いをするぞと意気込んでいるのも頼もしいです。

当たり前のように、分担された家事をやっている子供たちを見ると、自分が同じくらいの頃と比べて雲泥の差だなと思って感心してしまいます(親ばか発言ですが、そこは大目に見てください)。自分は、家事は基本母親がやるという家庭だったので、なおさらそう思うのだと思います。私が高校生の頃、私の手をじっと見つめた母親の口から「何もしない、綺麗な手だねえ」と言葉が溢れたのを時々思い出します。あのときもっと家のことをやっておけばよかったなと、後悔することもしばしば。アホな私は、当時この言葉を聞いて「褒められているのかな」とすら思っていましたから救いようがないですね。今更遅いのかもしれませんが、実家に帰ったときはその都度感謝の気持を言葉や形で示していこうと思っています。


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